ATP体験談

 

寝つけない夜、オーストラリアで出会った人の数を数えてみた。
1000人を越えたところであきらめた。
普通に生活していたらできない貴重な出会いばかりだった。

橋岡章慶さん:明治学院大学国際関係学部卒。外資系商社を退職して参加。帰国後、コンサルティング会社に就職。

大学の文化人類学のフィールドワークで北米へ。先住民と日系人を3週間、調査旅行。心ときめく日々だった。以来、もう少し長く、海外のコミュニティで生活ができたら、と思いつつも、まずは、就職。

しかし、旅行や留学などではなく、異文化で社会人として、コミュニティに貢献しつつ、心からの交流ができたらという夢は大きくなるばかり。自分にできる一番の貢献は日本語と日本文化を教えること。たしかに退職となると、いくらか不安はあった。

しかし、「営業経験とオーストラリアで学ぶだろう英語を活かせれば、何とかなるだろう」「行かなかったことを後悔するよりも、行って後悔した方がはるかにまし」と、参加を決心。「今は最終的に行くことを決心して、本当によかったと思っています」

まずは、準備研修に参加。「クラス運営、英語表現、文化摩擦と対処法など事前に学ぶべきことが網羅されていました。この研修があったおかげで、派遣期間中は大きな問題もなく過ごすことができたのだと思います。」

だが、大変な研修でもあった。「課せられた無理難題(宿題)という苦難(冗談です!)」はあったが、研修が「もし無かったらと思うとぞっとします。」JAPEPでよかったと心から思った。

派遣地は「旅行者や留学生が決して訪れることもないような」ビクトリア州の地方都市。やがて、それが特別な「すごく大切にしたい場所」になった。

文化人類学を勉強した橋岡さんには、派遣校は驚きと発見の連続。「クラス内で、子どもの机が日本のように一定方向に向いてなく、壁に向かったり、後ろに向かっていたり」「学年の小さい小学生は床で作業をしたり。」また、職員室は「テーブルと椅子しかなく先生も自由席」だった。

小学校で週20時間を担当。「560人の子供の貴重な時間を任されていると考えると、とてもいい加減なことはできず、本当に毎日が真剣勝負」だった。子供の反応はダイレクト。授業がうまくいくと楽しそうな顔をし、少しでもうまくいかないと不満そうな顔をする。初めての教師体験は「すごくやりがいのある、大切な、時に大変な」仕事だった。とにかく一生懸命だった。それは子供たちに確実に分かってもらえた。

学校の文化祭で出会った母親から、「あなたがTakaね!この前、私の子どもが熱があるにも関わらず学校を休みたくないっていうので理由を聞いたら、Takaの授業があるから月曜日は休みたくないって言われて困ったのよ。」と言われた。

また、6年生が卒業の日に、「これからも日本語の勉強を続けて、絶対に日本に行くので、そうしたら会おうね。」と言ってくれた。自分がやってきたことは無駄ではなかったんだと実感できたできごとだった。

ある放課後、父兄のひとりから野球に誘われた。「何にでもチャレンジしよう」「学校外でも活動の場が欲しい」と思っていた時だった。野球は小学生の頃、遊びでやったくらいだったが、キャッチボールのテストの後、次の試合に参加するようにと言われた。デビュー戦がいきなり4打数4安打と大当たり。それからは「強力助っ人」ということで、毎試合声がかかる。

しかし、「それからは実力通りの結果しか残せず、最後の方は、結果の出ない自分に悔しい思いをしたので、ステイ先の庭先にボールをつるして、ヒッティング練習なども。」それでも、一生懸命やったかいがあって、橋岡さんのチームはリーグ優勝。

帰国の際には、「またいっしょにやろう」とチームメイトのサイン入りのウィニングボールをプレゼントされた。野球を通じいい仲間ができただけでなく、英語の勉強にも役立った。会話の機会が増え、新しい表現も学んだ。「日本では"ナイスピッチ"というところが"Nice Chuck"だったり・・。(もちろん、そのほかに学校では絶対聞くことのない悪い英語もさんざん聞かされましたが・・。)」

一生懸命走りぬけた9ヶ月間。努力の結果得られた報酬は「金銭では決して得られない素晴らしいものばかり」だった。英語、文化、考え方、人との関わり方。実に多くの大切なことを教えられた。

さらに、心と心がふれあうたくさんの出会い。「参加以前に考えていた何倍もの」体験だった。「海外滞在番組でみられる何十倍の」体験。それも「自分だけの体験」だった。

帰国後、TOEICを受験したら、参加前から100点以上スコアが伸びていた。仕事で充分通用するレベル。この英語力が認められ、就職はすぐに決定。大卒後、就職浪人も経験していたので、このキャリア・アップは予想以上の好結果に思えた。経営コンサルタントとして大手企業向けに海外の市場調査、コンサルティングに関わる仕事で、毎日、やりとりは英語。希望通りのやりがいのある国際的な仕事だ。
 
現在、参加から得られた英語力が大いに役立ってはいるが、橋岡さんはそれ以上に「大きいもの」を得たと感じている。「ひとりで考える時間が多くあるので、精神的に強くなったのは確かです。いろいろな人や価値観を認められるようになった気がします。そして家族や周囲の人を、より大事に思うようになりました。また、出会いを大切にするようになりました。こころからオーストラリアにいってよかったと思います。」

 

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心にしみるサクセスストーリーの数々。

 

(1) パンフレットを次からダウンロードしましょう!

http://www.japep.com.au/ATP.Pamphle.pdf(3.47MB)

 

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