Open Australia
 No.1, 2008

 CONTENTS
JAPEPからのお知らせ(1〜14)
・お便り (海外で活動中の参加者ならびに読者の皆様より)
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アシスタント教師

2008年後期(8月出発)の申込受付を開始しました。締切は、08年5月末日

JAPEPは、アルク月刊日本語「海外で教えたい人応援プロジェクト」の共催団体に選ばれました。アシスタント日本語教師プログラムに精通したプロにもJAPEPの実績は認められています。

同プロジェクトでは、アルク社とJAPEPが共同で当プログラム参加者をスポンサーし, 航空運賃、プログラム参加費用などが提供されます。申込締切は08年5月末日。詳細はこちらまで

高校留学

私立高校正規留学がおすすめ!詳細は次まで。http://www.japep.com.au

中・高校生短期留学体験 中〜高校生対象の1週間留学体験ホームステイ・プログラム参加者募集中。詳細。質の高いホストファミリー、日本人の英語の問題をよく知っている英語教師による英語の授業、フレンドリーな生徒たちとの交流、授業体験。春休みと夏休み、年2回恒例のプログラムです。08年度夏季は8月23日開始予定。
JAPEPホームページATP詳細、キャリア・インターン(CIP)など。
参加者にインタビュー

JAPEPのプログラム参加者に質問してみたいことがありましたら、メイルでお知らせ下さい。現在参加中の方、過去の参加者から直接答えてもらいます。Q&Aの内容はホームページで紹介予定です。

登録のお願い当メイルマガジン(無料)を継続して受信したい方は、登録手続きをして下さい。読者登録、解除とも手続きは簡単です。
参加者紹介キャンペーン

口コミで参加を決めたという方が増えています。そこで、一層のご協力をお願いしたく、お知り合いにJAPEPをご紹介下さった方に謝礼させていただくことにしました。対象は、過去の参加者、参加中の方による紹介に限ります。詳細はお問い合わせ下さい

ホームページに新情報 アシスタント教師成功の秘訣、日本領事館(在留届の提出可能)、観光情報、教材作成に使える日本語・文化情報、オープン・オーストラリアのバックナンバーなどリンクページを更新中。
キャリア・インターン参加希望の企業増加中。IT、貿易、各種大手メーカーなど。実務と英語を身につける実践的プログラムです。参加者の体験談も紹介しています。
10ホテル予約はお任せ JAPEPホームページから豪州各地、アジア諸国、日本はもちろん世界中のホテルの予約が簡単にできます。多くのホテルで特別割引。

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新プログラム 1週間で必ず英語が話せるプログラム、トータル・イマーション・プログラム(午前:英語留学、午後:現地大学生のバディと1対1で買い物など活動、夜:厳選ホストファミリーと会話タスク)開始予定です。対象は大学生以上。従来の思い出作りをメインにした英語留学ではなく、実際の成果を出すことを目指した英語力強化プログラム。
12 おすすめLink

音楽を使った外国語教育の方法について関心のある方にお勧め。初歩的なものですがアイディア豊富。http://www3.interscience.wiley.com/journal/110579631/abstract

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JAPEPビジネスグループに加入しよう

英語学校、塾、旅行代理店の皆様、質の高い海外体験プログラムを低価格でご案内します。只今、加入は無料です。
14相互リンク相互リンクのご希望を受け付けています。特に、JAPEP出身の英語教師の方々、貴方の学校のホームページをご紹介下さい。

参加者のレポートから学ぶ異文化で成功する要因

<柔軟性>はじめから柔軟に適応できる方もあるでしょうが、「時には度胸が必要」という経験をされる方も多いようです。

バララット市内のある教会で、Tea Pot Exhibitionが行われたとき、私もゲストとして茶道をやった。たくさんのお客さんの前で、教会のお偉い方からおおげさに紹介され、4人の女の子にお茶をたて、最後には大きな拍手とすてきなプレゼント、カードまで頂いてしまった。新聞にもこのことが載り、自分でもスゴイことをやった気分になっていたが、こんな私の茶道暦は出発1週間前のたったの5日間。度胸も必要だ!とこの日学んだ。

期待よりも不安いっぱいで参加したプログラムでしたが振り返れば本当にあっという間だった気がします。研修校スタッフにはとてもよくしていただき楽しい思い出ばかりです。もちろん英語の壁にぶちあたりましたが、たとえ言葉が思うようにはなせなくても熱意は伝わることも実感できました。とにかく自分の部屋に閉じこもることなく極力ホームステイ先の家族と行動することを心がけていました。この9ヶ月で一番自分自身で変われたことは度胸がついたことです。言葉の通じない国で生活したことはもちろん、旅先で一人で何から何まで行動したことは失敗もありましたが、いい経験になりました。日本に帰って言葉の分かる国だったら何でもできるような気がします。会社を辞めてこのプログラムに参加することにした自分の決断は果たして正しかったのかどうか考えていたこともありました。でも長い人生のうちのほんの9ヶ月、日本にいたら経験できなかったことを経験することができ、私の決断は間違いではなかったと改めて思います。

<アウェアネス>自分の文化、相手の文化について、理解を深めることが異文化での成功につながります。感受性、柔軟性にも関係してきます。外国でも「日本のやり方でやってくれ」などと現地の人にとことん要求するビジネスマン、旅行者、修学旅行の引率者などは困ったもの。相互理解は生まれません。 

前のホストの子が次のタームにまた戻ってきてほしいというので戻るか検討中。今のホストはすごくいい人たちだけど、ちょっとおとなしいかも。だからどうしようかなーとおもって。でも日本人的にはまた前のところに戻るとなったか、わたしたちのとこがいやだったのかな?とか思われるのかナーと思って心配。他の先生にそれを言ったら、あの人はそんこと考えないから大丈夫よーっていわれた。やっぱ日本人って考えすぎなのかな。

卒業式を含めたPresentation Evening。日本とは違い、明るく去っていった。さみしいけどまた会えると思う,気がする。終了時刻、午後11時。何か間違ってる気がする…。次の日は1限カット、Big Morning Tea。時間が足りないとなり、その場で休憩時間の延長がアナウンスされた。副校長の一言で…。すごい。生徒に理由は知らされていない。*「いいかげん」とも思えるほどの柔軟性はやはり驚きでしょう。

Crazy Dress-Up Day という日があって、先生も児童もイカレタかっこうをして学校に来るという日があった。みんなイカレてて片違いの靴をはいていたり、顔中ペイントだらけだったり。わたしもこれでもかというくらいジーンズをまくり上げ,レインボーソックスをはき、7色のズラをかぶって授業をした。全く意味はわからないが、面白かった。*自分の価値観、規範はおいておき、相手のやり方をまず受容できることが大切。時には一緒に異文化を楽しもう。

大きなこまったことは今のところないです。小さな悩み事は色々あったりしましたが、オーストラリアではいつも前向きに、良い方向に考えるようにしています。そういうこともあるのだと、異文化ってこういうものなんだなあ、と考えてます。いつまでも悩んでいてもつらいだけだし、せっかく来ているんですから私はもっと楽しく過ごしたいです。 

Visa延長申請の関係で、指紋を取りました。警察の取調室のようなところに連れていかれ、指紋を取りました。悪い事をしていないのに、、、何とも言えない、心境でした。日本にいる外国人は、皆指紋を取らなくてはいけませんが、その気持ちがよくわかりました。これも良い?経験だと思っています。

<感受性>他人に対する配慮、他人の態度に対する感受性も大切。問題のさなかにいると自分のことばかり考えているもの。他人の配慮に気付いたり、他人に親切にできるのは問題が克服できていることの証かも。そして、自分が一歩成長していることに気づこともあるかもしれません。

以前英語を教えるために海外から一人で来る人たちの生活面や言葉面でサポートをする仕事をしていましたが、自分が実際に海外で生活する立場になってみて他人の小さな優しさや人の集まりに誘ってくれることがどれだけ孤独感を癒してくれるかとても実感しました。こちらでいただいたやさしさを忘れずに何かの形で私もいろんな人に恩返しをしていこうと思います。

3週間のキャンプツアーで多くの素晴らしい仲間に出会い、貴重な体験をしました。何もない草原でみんなで寝袋を並べ、流れ星に歓声をあげながら寝た夜は言葉では言い表せない感動でした。ヤッカンダンダを心配してくれている仲間へ。とってもとっても田舎ですが、とても寒いですが、みんなとてもフレンドリーで温かいです。まだ2週間ですが、ここが大好きになりました。

この学校にはロシア人の女の子がいます。英語がままならないので授業や遊び時間など苦労しているようです。時々校庭の片隅で泣いていたりします。LOTEには毎時間来ているわけではないのですが、英語のわからないもの同士がんばろうよって声をかけたり、気にかけていたら、今日ある先生から「彼女が日本人はとっても親切だ、美保は私にほんとによくしてくれるって言ってたわよ」というのを聞いてものすごく嬉しかったです。大人の私でも、フラストレーションがたまって苦労するのだから、彼女はもっと大変だろうと思います。(ロシア人学校には通っていないそうです)彼女を見ていると、めそめそしてても始まらないなーと痛感させられます。

<マネジメント>トラブルや困難への対処能力。自分なりの対処の方法をもっていること、未経験の対処法も試してみること、新しい対処法を見つけ出すことが大切。周囲の方に相談するというのは簡単なようでなかなか実行されない効果的な対処方法です。

いいたいことが英語で伝えられず、いらいらしたり、自分を責めた時期がありましたが、知人、友人に話をきいてもらったりしました。また、できるだけ笑顔でいるように心がけてもいました。

誰でもいいからとにかく会う人会う人にあいさつをして,How are you?と言ってみた。英語力が向上したかはまだわからないが、学校の先生と少し仲良くなれたと思う。5月中旬くらいまでホームシックにかかっていた。日本からの手紙を読んでいるうちにかなり日本が恋しくなってしまった。でもホストファミリーと週末をゆっくり過ごしていたら私には今こんなにステキな家族がいるんだとあらためて気付き、立ち直ることが出来ました。何か困ったことがあったり,悩んでいることがあったらすぐにホストマザーに話すのがいいと思う。私はすぐに言わなかったせいでホストファミリーに余計な心配をかけてしまった。何でもすぐに相談にのってもらうことが大切だと思う。そうすることによってホストとの距離も近くなっていくのではないかと思う。

ターム中は悩んだりしていましたから、ビルロジャースのクラスルームマネジメントのビデオを見たりして何か突破口はないだろうか、と考えていました。すると、ビルロジャースがその中でディストラクションということを言っていて、これはいいなあと思って僕の授業で使えるところは使ってみました。

要は、授業内容や流れに対するある生徒からクラス全体へのマイナスやネガティブの発言を、まに受けてとらずに、軽く冗談っぽくして流すというものなのですが、そうするとクラス全体もパッと明るくなりますし、いい方法だなあと思いました。あんまり怒っていても自分が楽しくないですから授業も何だかどんよりしていたり、そんなときがあったのですが、これからは培った半年の経験とともに、もっと余裕があってアンプレディクタブルな授業をもっともっと提供できるようになりたいです。

ホストマザーとの会話。いつも忙しくしているのに私の質問にはいつもきちんと答えてくれる。ひとつひとつ丁寧に教えてくれることにとても感謝しています。私もこの家族との滞在中にお返しをたくさんできたらいいなと思っています。日本人は一般的にあんまりしないと思ったことのひとつに「物事を言う+理由をつける」ということ。はじめはめんどうだと感じていたが、自分のことを話すと他の人も私に興味を向けてくれると感じた。遠慮して話さないのはもったいない!子供に混じって夕食時に話すようにしました。

オーストラリアに来て最初の家庭が、NZ一家、次がGREEK、オージー+日本人とのシェア、今回は中国人一家です。まーなんとmulticultural
を地でいってるのだろーかと感心してしまいます。今の家はY11の子の家で、最初はぜんぜん話してくれなかったけど、毎日放課後に一緒に「魔女の条件」をみているせいか、最近は学校の廊下ですれ違っても話しかけてくれるようになりました。相変わらず、スクールバスでは照れくさいのかシカトされてますが。。。*親しい関係を作り出すテクニックのひとつが「共同作業」。準備研修でも実践してもらっています。

いろいろと困るというか悩むことは最近よくあります。ちょっと前はすごく自分の今の環境や英語力のなさにすごく悩みました。でもここのところ少しづつ前向きに考えられるようになってきました・・・。克服とまではいきませんが、解決の方法として何でも言ってみる!!ってことがかなり大きな鍵をにぎるような気がしています。自分の思うこと、ちょっと困ったなって思ってること、もっとこうしたいって思っていること・・・その思いを口に出していってみる!!これがきっかけになると思います。全部は実現しなかったり、解決しなかったりするけど、でも少しでも前進できたら気分が晴れてくるとなあと実感している今日この頃です。がんばりまーす。

今の学校とも今週で最後です。今週はずっと泣きっぱなしです。校舎が3つもあるので、どの校舎でもお別れ会をしてくれて・・・。今日も泣きました!そして、中学校の校舎では、先生方がたくさんいるので、話したこともなかった先生もいたのですが、私のお別れのスピーチを聞いて「よかったよ」って言ってくれたり、またある先生は「あなたとはあんまり話したことなかったけど、いつも笑顔だったのはすごく覚えてるわよ」って言ってくれました!言葉がたとえあんまり出来なくても、やっぱり笑顔で挨拶することって大切なんだなっと改めて思いました。

<知的能力>見えないシステム、パターンを発見する能力などです。以下はとても面白い例。新しい状況の中で、あいまいな事態に直面した方が自分なりに適応への新しい行動パターンを見つけています。彼女の見つけた方法が最適かどうかということよりも、それを発見する知性、観察力が素晴らしい。

常識をわきまえて相手に不快感を与えないようにすることはまず第一に重要なことですが、それをしたら、あとは必要以上にかしこまったり、遠慮したりする必要はないと私は思います。ただ、外出したときのお金の支払いに関しては、最後の最後まで頭を悩ませました。私にかかったお金は自分で払うととそのつど言っていってはいたのですが、それがかえって失礼にあたってしまうこともあり、最後のほうはこういう風に考えることにしました。彼らが私のためだけに何かしてくれるとき(誕生パーティーをしてくれたり、どこかを見せるためにつれだしてくれたりしたとき)には、心から感謝して、ありがたくその親切を受ける。それ以外で外出してお金がかかったときには、自分にかかった金額は極力支払う。私がお世話になったホストは、私が悩んでいたほど気にはしていなかったのかもしれませんが、私は気になって仕方なかったのでそのようにしました。

平石 美代
学校での活動で特に印象に残ったことは何ですか?
 学校のイベントで、先生も生徒も関係なく楽しんでいます。「ハウス」というものがあり、赤、黄、青、緑の4つに分かれていて、その年の総合成績を競います。FUN RUN というイベントがあったのですが、先生も担当のハウスの色のコスチュームを着て、一緒になって楽しんでいました。
学校のイベントは楽しむもので、特別なものではないと感じました。

特に効果があったのはどんな授業ですか?
まだ一人で授業を持っていませんが、先生方はゲームを効果的に使っています。もちろん、入試に関係のない10年生までの授業ですが。ホワイトボードに、漢字とひらがなで単語を書いて日本語、英語どちらかで単語を言い、ボールを投げて2チームで競うゲームをよく使っています。
あと、7年生で、2チームに分けて、前でひらがなカードを見せ、「“あ”バンバン」や「“く”バンバン」とひらがなの後に、「バンバン」をつけて、相手チームをを倒します。3人倒したらご褒美にシールがもらえて次の人と交代、というものでした。

あまり効果がなかったのはどんな授業ですか? 
 漢字の書き順をホワイトボードに書きながらカウントして示したのですが、ハンドブックに書き順が書いてあり、また、書き順どおりに書くのが面倒なのか、「形になったら良い」という感じて、生徒がドンドン練習?してしまうため、あまり効果がなかったように思います。

ホストファミリーとの生活で特に印象に残ったことは何ですか?
 色々な家庭があって、本当に面白いです。「うっ」と思うことをホストシスターの兄弟に言われることもあり悩む事もありましたが、事前研修の「共同作業」の効果が大きく、少し関心をもってくれたようです。
また、今のホストは、見ず知らずの私にここまでしてくれて良いの?と思うくらい、ディナーや家族のイベントに一緒に連れて行ってくれます。「自分の家にいると思って、リラックスしなさいね。」といつも気遣ってくれます。

英語力向上のためにどんな努力をしましたか?
 ボキャブラリーとグラマーのテキストを購入しました。ボキャブラリーの成り立ちや、グラマーの用語を英語で確認できるので、良いと思います。あと、テレビをみんなと見る、スタッフブリーティングにわからなくても出る、誘われたら、無理のない範囲内で参加する事を心がけています。無理のない範囲内でするようにしています。*活動を開始したばかりの今は浅く、でいいですから広くお付き合いの機会を見つけていくとあとで楽しくなります。

何か困ったことはありませんでしたか?もうすでに克服できたとしたら、それはどのようにしてですか?
 上記の、ホストの関係で少し悩み、「何か悪いことをしたならあやまるから」と言おうか一日悩みましたが、結局言わずに最後の日まで、どうにもならなかったら言おうと思っていました。結局言わずにすんで、少しだけでも、関係が好転したので良かったです。
聞き取りが向上していると思ってはいるのですが、思ったように話せないのと、スタッフとランチを食べているときも、話題が出てこなくて思うように話せずにいる事が多いです。「話したいのに!」と、やきもきしています。

こんにちは。 オーストラリアは、まだまだ暑い日が続いていますか?

2月初旬に大阪にいって、JAPEPのメンバー2人ととミニ同窓会をしたんです。その中で、5月のゴールデンウィークに本格的に同窓会をしようとういう話を決めてきたんです。一人は帰国前にシドニーでばったり会って以来でしたが、ぜんぜんそんな感じもせずに、1999年に戻って、話に花がさきました。やっぱり、そのときの仲間って、いつまでも仲良くできるし、私も仕事に疲れて大阪に少し、現実逃避の旅だったので、気分転換が出来て、とてもよかったです。ホント、JAPEPに感謝です。

では、とりあえず報告まで。(MH)
 *お便りありがとうございます。皆様のご活躍いつも楽しみにしていますよ。なお、皆様と同期の方から最近ご結婚のお知らせをいただき、お礼とお祝いのメッセージを差し上げたところです(これはプレッシャーではありません)。

編集後期 

「異文化で成功するための要因」というなかなか面白いリストがあります。「異文化とかかわる心理学」渡辺文夫(サイエンス社)にあるもので、外国で大きな問題につまずいたりせず、生活していくコツのようなもの。大きく分けて、カルチャル・アウェアネス、自己調整能力、状況調整能力の3つに分類されているようです。さらにそれらが自分の国の文化の理解、現地人との協調性、他人に対する配慮、厳格でないこと、社交性などなど40項目ほどに細分化されています。

ここにある項目をすべて身につけていたら、どこの文化へ入っていっても大成功できそうな気がしますが、すべての習得は、まあ不可能でしょう。もちろんリストが無意味というわけではありません。このように細かくリストしていくのは大切ですね。これでもまだすべてを網羅しているとは言えないでしょう。リストを参考にして、自分の弱点はここかな、と考えたりするのには役立ちそうです。

ただ、私たちにとって、もっと重要なのはどうしたら日本人は海外で成功できるか、という実際的なこと。成功するとかしないとかは簡単には言えないことですから、もっと必要なのは、どうしたら異文化での問題を回避できるか、また問題が起こった際にそれをどうしたら克服できるか、という実践的な知識、すなわちストラテジーです。

そして、その重要なストラテジーをどのように身につけてもらうか、これは私たちがずっと考えてきたことです。その成果がJAPEPの準備研修やオリエンテーションでしょう。「異文化で成功するための要因」のなかから参加者にとって特に重要なものは何か、これだけは身につけてほしい、これさえあればなんとか失敗は避けられる、というようなものを過去の体験談の中から選んでみました。こうした異文化問題克服につながる態度、ストラテジー、考え方を身につけることが、同時に参加者が人間的にも一回り大きくなるきっかけになっていることに気づかれるでしょう。

異文化体験が人間的な成長につながるというのは、よく言われることですが、その中身についてはあいまいなことが多いですね。今回の特集では、その中身が少しはっきりしてきたように思います。面白いこともあれば、なかなか大変なこともある。でも自分の弱点が問題に反映しているわけですから、向かっていかなければいけない。それは私たちが日々経験する問題と同じことかもしれません。ただ、異文化だとその問題がもっと鋭い形で現れてくるのだと思います。その克服のプロセスが本物の力になり、いい思い出にもなっていくのでしょう。

このテーマはとても大きいものですから、第2弾の特集もありそうです。ホームページに新しく「成功の秘訣ベスト10」というページができましたが、そちらでも再編して、紹介できそうです。(S)

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 発行: JAPEP http://www.japep.com.au/
 各種プログラムについての資料請求は上記のホームページよりお願いします。
 ご意見、お問い合わせ:japep@japep.com.au
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©JAPEP 2008

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